ネットストアで成功するには、ユーザーニーズにマッチした商品を揃え、素晴らしいプロモーションを行い、的確な運営スタッフでこなす。。確かに間違いではありませんが、開店から理想的なスタートはなかなか難しいことがあります。開店スタートでは、できる限りのスタッフで売り上げを伸ばしていかなくてはなりません。そのヒントが定期的なデータ確認にあります。
国内のEC、ネットショップのシステムすべてに基本的な解析やレポートツール機能が備わっています。
では、売上を伸ばすにはどのデータを見れば売上を上げれるのでしょう。
ネットストアに何人訪れて、どんな人たちがどんなところから購入したかなど、データ情報に基づいた意思決定を行うことが非常に重要です。

この記事では、最も重要なネットショップの見るべき8の指標をまとめました。

ECサイトやネットショップで大切な8のデータポイント

オンライン購入の44%は、検索で始まります。

1.トラフィックをチェックする

トラフィックをチェックする

トラフィックとは、実店舗で言う「来客数」になります。ネットショップでは、トラフィック(アクセス数)を増やすことを忘れないでください。なぜならオンライン購入の44%は、検索で始まっているからです。
Googleなどの検索エンジンでユーザーに簡単に見つけだせることが、成功する「鍵」となります。
すべてのWebサイトにSEOが必要なように、ネットショップにも同様なことが言えます。
インターネット広告で増やす方法もありますが、自社ネットショップを運営されている方はご参考にしてください。

  • キーワードを含むできる限り短いページURLに変更する。
  • 見込み客が使う検索語に一致するような商品名をH1タグの見出しにする。
  • 商品名をページタイトルの先頭に配置するよう変更する。
  • CanonicalでURLを正規化する。
  • SEOの目的のために、メニューのカテゴリー名を変更する。
  • 検索した訪問者がわかりやすいページ文章にする。(メタ説明)
  • Google画像検索で見つけられやすいようにALTに命名する。
  • 製品を共有することができるようにソーシャル共有ボタンを配置する。

詳細は「EコマースのためのSEO重要な11のヒント」記事をご参照ください。

もしトラフィックが少なかったり、減少しているのであれば、ECサイト・ネットショップに使用している検索語句(キーワード)が検索エンジンにできるだけ関連しているか、見直してみましょう。

コンバージョン率で、店舗の効果がわかる。

2.コンバージョン率をチェックする

コンバージョン率はサイト訪問者のうち何人が実際に商品を購入したのかを示す数字です。
CVR(コンバージョン率)=コンバージョン数÷訪問者数×100(%)

100人がサイトを訪問して5人が購入した時のコンバージョン率は5%になります。
コンバージョン率とは購入率です。それを把握するには、合計訪問者数を合計売上で割る必要があります。

EC、ネットショップの平均的なコンバージョン率は1%から2%の間になります。コンバージョン率は業界によって異なりますが、2%を目指しそれを越えるように消費者に訴求していくことが大切です。

最も人気のある商品トップ3に注目。

3. トップ商品をチェックする

最も人気のあるTOP3商品に注目してください。
もしトップページの中で、見えづらい場所や目立たない配置をしている場合は、変更しましょう。
カテゴリー一覧にリンクする分かりやすいバナーを配置するのも効果が出ると思います。

最も人気のあるカテゴリーに注目する。

4. プロダクト・カテゴリーをチェックする

プロダクト・カテゴリーをチェックする

最も人気のある商品に注視するだけではなく、最も売れているカテゴリー(大分類)を見てください。
実は、特定の単品商品以上に商品カテゴリーを知ることで消費者があなたのネットショップに来る理由を教えてくれるはずです。

もしページメニュー(サイドメニュー)の中で、見えづらい場所や目立たない配置をしている場合は、変更しましょう。
カテゴリー一覧にリンクする分かりやすいバナーを配置するのも効果が出ると思います。

消費者は各注文にどれくらい払ってくれてますか?

5. 平均購入額をチェックする

平均購入額をチェックする

ネットショップにおいて単純に1客あたりの平均購入額を増やすことで、より収益性の高いものにすることができます。ただし、急に単価上げたり下げたりすることは、消費者の不安を煽ることになりますので慎重な対応が必要です。
では、平均購入額を上げるためにどのような方法があるのでしょうか。

平均注文額を上げるためにできることはいくつかあります。

  • 割引キャンペーンやクーポンを使い、購入動機を促してみてください。
  • 消費者にとって必要な安価商品と単価が高い商品のセット商品(クロスセル)用意し販売する。
  • 消費者が購入タイミング(決済ページなど)の際に、おすすめ商品や人気の商品を提供してみましょう。
  • 送料無料の設定をしましょう。例えば「5000円以上購入の方は、送料無料!」などです。顧客がより多くを消費するように促す良い方法になります。

もう一度買ってもらうための施策を持ちましょう!

6. 新規顧客よりリピーター顧客

新規顧客よりリピーター顧客

新規顧客とリピーター顧客の比較データも重要です。
あなたのネットショップにとって、リピート顧客が不可欠かもしれません。
一度購入している顧客は、あなたの商品の良さを知っています。なので以前購入した顧客へ販売することは、新規顧客へ売ることよりもはるかに安価で簡単です。

十分なリピート顧客が得られない場合は、顧客のリテンションを調べる必要があります。

  • あなたの顧客は満足していますか?あまり評価が良くなかったら、デザイン・購入フローなどネットショップ・プロセスの一部を改善する必要があるかもしれません。
  • 顧客を後押しするのに役立つかもしれないロイヤリティプログラム、または割引がありますか?
  • 競争にどのように積み上げていますか?これらの顧客を他の店舗に奪われているかどうかを判断するには、価格とサービスを調べる必要があります。

あなたが多くの顧客を戻し、新しい顧客をほとんど獲得していない場合、これも問題になる可能性があります。
新しい顧客を呼び込むために広告手法が必要かもしれません。(または、現在の努力が効果的でない可能性があります)

最も購入する時間帯を注視しよう。

7. 購入率が高い時間帯をチェックする

時間枠別に売上を見ると、いつ購入されているのかがわかります。
販売動向については、1日の時間帯、1週間の曜日数、さらには1週間の数週間を見てください。

  • 夏の不況とクリスマスラッシュを知っていると、予算と在庫の計画を立てやすくなります。
  • ビッグセールス日は、メルマガやニュースレターを送るのに最適な時期かもしれません。
  • 遅い時間にメールニュースレターを送って、当日販売を増やしてみてください。
  • 人気のある時間帯は、新製品を投稿するのに良い時期になるかもしれません。

面倒な手順は、全て無くしましょう。

8. ショッピングカートの放棄率をチェックする

ショッピングカートの放棄率をチェックする

多くの消費者は、ショッピングカート(決済ページ)で、購入せず放棄しているのが現状です。
放棄にはいくつかの要因がありますが、余分なコスト(送料、税金など)が高いのが理由です。
ECサイトのかご落ち経験者は7割超、理由は「送料や手数料などが高かった」が最多。
(調査会社のBarillianceが行った調査(2016年に実施)では、グローバルでのカート離脱率の世界平均は68.81%)


ECの利用経験者を対象に、「Amazonプライム会員」「Yahoo!プレミアム会員」「楽天プレミアム会員」「ヨドバシ・プレミアム会員」の中で会員登録しているサービスも聞いた。登録割合は「Amazonプライム会員」が34.5%、「Yahoo!プレミアム会員」が26.0%、「楽天プレミアム会員」が22.6%。
引用ー同社調べ

フォチューナでは、ECサイト・ネットショップを専門にフォローする運用チームがいます。
上記の定期支援、ECサイト・ネットショップの販売支援まで一貫してサポートいたします。

ぜひお気軽にご相談ください。